日商簿記試験概要

2016年7月19日

簿記3級についての試験情報です。簿記の一般的名内容や、過去のデーターや、試験情報などを掲載してます。

 

簿記試験とは

 簿記検定試験は、この帳簿を正しく記入する、あるいは帳簿の数字を読み取る能力を試す試験です。

 

■こんな人達に役立ちます。

・企業の経理・会計担当者

・利益率を重視する営業担当者

・コスト管理を求められる管理者

・取引先企業の経営状態を把握したい人

・公認会計士や税理士等の国家資格をめざす人

・税務申告を自分で行いたい人

・有価証券報告書等を分析して資産運用を図りたい人

 

■こんな効果が期待できます

・正しく帳簿をつけられる

・自社の長所や短所を分析できる

・費用や収益率を意識するようになる

・取引先企業の経営状況を把握できる

 

■日商簿記試験 各級のレベル

1級
税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門。大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。
2級
高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ。
3級
財務担当者に必須の基本知識が身につき、商店、中小企業の経理事務に役立つ。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。
4級
簿記入門編。小規模小売店の経理に役立つ。勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解している

 

試験データー

簿記3級受験者・合格者推移

 

 

受験申込方法

申込場所
受験希望地区の商工会議所、商工会連合会に申込を行う必要があります。東京で受験しようと思えば東京商工会議所に申込を行う必要があります。(大阪で申し込んで、東京会場で受験はできません。)
試験会場
全国各地の商工会議所 もしくは商工会議所が指定する会場 検索はこちら⇒ 商工会議所検定試験情報検索サービス
受験月
2月、6月、11月
受付期間
試験申込の約1ヶ月前の10日間程度に申込を受け付けています。商工会議所によって受付期間が異なりますので、前もって受験希望の商工会議所に問い合わせて下さい。
受験料
2,040円
試験時間
3級:9:00~11:00
合格点
簿記3級は100点満点の試験になっています。合格するためには、70点以上の得点が必要になります。
合格発表
合格発表は商工会議所によって異なりますが、試験日より40日程度後になります。
その他
受験の際には、顔写真入り身分証明書が必要です。(免許証・学生証・パスポートなど)お持ちでない方は、会議所に前もって相談して下さい。・試験で使用できる筆記用具は、以下のものに限ります。
①HBまたはBの黒鉛筆、②シャープペンシル、③消しゴムだけです。ラインマーカーや色鉛筆、定規等は使用できません

 

本試験出題分析

簿記3級の試験は、過去の出題された問題を見てみると、出題パターンや、配点などがほぼ同一です。近年では問題数は5問で固定されており、内容も以下のないようになっています。

 

設問
配点
目標点
内 容
問1
20点前後
16点
第1問の中で5つの仕訳問題が出題されます。ですので各仕訳の問題それぞれが4点の配点になります。第1問の仕訳の問題では、あらかじめいくつかの勘定科目が与えられているので、これに沿って仕訳を行い解答しなければなりません。仕訳のルール、勘定科目さえ間違わなければ、20点取れます。この問題で、20点取れると、かなり合格に近づきます。
問2
10点前後
6点
帳簿から解答を導き出す問題です。それぞれの帳簿の書き方をマスターしていれば、満点が取れます。問題自体配点が低いので、帳簿の記入方法は試験直前に学習するのもよいかもしれません。
問3
30点前後
24点
第3問は、試算表についての問題になります。既にある試算表に、新しく取引を追加して試算表を作成する問題などありますが、仕訳を正確に行えればかなりの高得点を期待できます。
問4
8点前後
6点
第4問は伝票の問題です。様々な伝票の問題が出題されているようにみえますが、数パターン押さえれば、点数を取れます。
問5
32点前後
22点
第5問は精算表の問題です。ここで点数を取れるかどうかが、合否の分かれ目となります。精算表が絡んだ問題は、簿記3級では一番難しい内容になりますので、確実に学習しないと、解答することができません。ここでは、最低でも6割は取れるようにして下さい
100点
74点

 

 

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